オーストラリア旅行(エアーズロック1)
★2月24日(火)★
今回も朝早い飛行機で移動=3
こっから4泊5日でウルル&カタジュタ国立公園へ行くのです。
以前は“エアーズロック”と呼ばれていた
(いまも呼ばれてるんですけど…)あの、有名な巨大岩、
いまではアボリジニに敬意を表して、
もともとのアボリジニの呼び名“ウルル”と呼ばれることが多いそうです。
近くにあるたくさんの岩のある地域も
“オルガ岩群”から“カタジュタ”と呼ぶようになっているそう。
エアーズロックよりウルルのほうが響きがよくて私は好きだな。
宿泊したところが“エアーズロックリゾート”という場所だったので
(ウルル近くの宿泊エリアはそこしかない)
タイトルはエアーズロックにしてみた!
↓この日は雲が少なくて、飛行機から地上がよく見えました。熱帯雨林の濃い緑がいいな〜。
↓徐々に緑から赤土に。「わあ!ウルルに近づいてる!」と思って、ミョ〜に興奮してました。
空港に着いたらエアーズロックリゾートの各ホテルをまわる
無料バス乗り込み、自分が泊まるホテルで下車。
チェックインまで時間があったので、
バス(ホテル&ショッピングセンターを巡回しているバスが15分おきくらいに通るのだ)で
ショッピングセンターなどが集まっているエリアに移動〜。
おみやげを見たり、食材を買い出ししたり…。
↓スーパーの飲料コーナーに作られてた動物コーナー。なんか、なごむ。
なんとなく、いろんなものがほかの地域より1〜2割高いような…
とくにいままで値段をチェックしてたわけではないので、気のせいかな?
僻地+観光地だからやっぱ物価高いのかな?
↓質素にお昼ごはん。タスマニアのツアーでガイドさんに教えてもらった料理(?)。トーストに半熟ゆで卵をぐちゃぐちゃにつぶして乗せて、塩かけるだけ。やたらうまくて、しょっちゅう食べていました。
エアーズロックリゾートは15〜30分くらい歩けば
端から端まで行けるくらいの広さなんだけど、
バスに乗って移動しないとたぶん死ぬ。
とにかく暑い!ていうか
熱い!!!!!
乾燥しまくってて、太陽のパワーが強すぎる!
湿気のある暑さは得意なほうだけど、
この乾き度にはまいりまくった。唇もガサガサになるし…(TへT)
しかもハエが尋常じゃない数いる…。
私はまえもって「ハエがすごい!」と聞いていたので、
ハエよけネット購入済み。
でもこのハエよけネット、そこらじゅうに売ってるので、ご安心ください!
でも、ないと死ぬ。ハエがうっとうしすぎて狂い死ぬと思う。
なので、昼寝。
もう長旅のコツはつかんだの。
コツは「なにごともムリしないこと!」です(笑)。
夕方からツアーに参加して、サンセット見に行くの☆
ツアーに参加しなくても、ウルルエクスプレスというバスもあります。
でも、いろいろ値段とか比較したらそんなに変わらないし、
ツアーのがらくちんそうだし〜と思い、この4泊5日は毎日ツアーツアー!
しかし、もう日本語ツアーに申し込む金銭的余裕がなかったので、
英語がわからないくせに、連日英語ツアーなのです。
(だって、日本語ツアーだとヘタしたら倍くらいかかるのもあるんだよ!)
バスに乗る前にウルル&カタジュタ国立公園の公園入場料$25をお支払い。
1回買うと3日間有効になるチケットです。
↓サンセットポイントではいろんな会社のバスがひしめき合っております。
↓見にきてる人もとにかくいっぱい!(この写真の中にひとりお調子者がいます)この混雑具合、なんだか富士登山を思い出します。
↓ツアーの人は、ジュースとおやつがもらえます。やった。
↓そのおやつを狙いにきたモヒカンバト。
↓ここでもいーかんじの老夫婦発見。何度か「大丈夫? 見える?」と気遣ってくれました。ありがとう。
ウルルのサンセットは、ウルルのそばに沈む太陽を見るのではなく、
沈みゆく太陽が照らすウルルを見る、ってことみたいだ。
だから、太陽は背中側にあるんだよね。
↓まだ日が高いうちに撮ったウルル。
↓日が沈む直前に撮ったウルル。赤く色が変わってるの、わかるかな? うちのイメージに近かったのはコッチ!
もっと真っ赤に染まる日もあるみたい。
ある程度雲があったほうが赤くなるんだって。
この日はお天気がよすぎたみたいだよ。
ん〜
でもすごいです、ウルル。
でかい! デカすぎて距離感狂います。
だし、やっぱすっごいパワーある!
『問答無用!』ってかんじでした。
はるばる来てよかった!って心から思いました。
↓振り返ると、まさに日が沈むところ。ううん、いい1日でした。ありがとう。
★2月25日(水)★
今日のツアーは午後からだったので、のんびり起床。
んで、うろちょろ。
↓ホテルの敷地のはしっこに、小高い丘になった展望台があるのです。
↓正面にはウルル、振り返るとカタジュタ。この場所がそうとう気に入って、滞在中何度も訪れました。
バスに乗って移動して、エアーズロックリゾートのど真ん中にある展望台も行ってみた!
↓ひとり占め! いいね〜。なんてひたってたけど、この直後ベンチ修理のため、工事の人がやってきて、独占終了〜。
近くまで行かないとあんまりよくないのかな?と思ってたけど、
遠くから見るのもなかなかよいです。
私はむしろ遠くからのほうが好きかなぁ??
なんかわかんないけど、近づくと“無”になるというか…思考回路が停止するかんじ。
なんだろ? たまたま? パワー強すぎる???? ナゾです。
午後3時ころ集合して、今日はカタジュタサンセット&風の谷ツアー。
この風の谷ってとこが“地球上とは思えないような景色”とガイドブックに書いてあって、
しかも、撮影はOKだけど、公共物への掲載(インターネットも含む)がNGで
その風景を事前に見ることができなかったんだ。
だから、「どんなとこだろう!」と思ってこのツアーに参加したのです。
↓最初に行ったカル展望地ってトコからの景色。岩の向こうに広がる荒野がでっかーい! すごーい!
↓その近くで見つけたフワフワの花。可愛い。
ここを分け入り、奥へ行くと風の谷。
なんだけど!
「暑すぎるから今日は行けません」とのこと。マジかよ!
暑すぎて中止なんてことがあるのですね…びっくりです。
そのかわりなのか、ツアーには組み込まれてなかった
ワルバというところにも連れてってくれました。
↓こんなとこ。どでーんとした岩のすきまを歩くコースになってるみたい(でも時間がなくて奥までは行けなかった)。
↓そしてやはり荒野。でかいな〜。ちなみに心の中ではエレファントラブの『荒野のエレファントラブ』がエンドレスでリピートリピート。
その後カタジュタのサンセットエリアに移動して、
昨日のウルルみたく日が沈むまでの時間をカタジュタを見ながら過ごす。
↓こんなかんじ。カタジュタは“たくさんの頭”っていう意味なんだって。そう言われればたしかに。なんか密談してるかんじだよね(笑)。
日が暮れたら今度はビービーキュウであります。
↓牛か鶏か魚か選べます。もうお肉はお腹いっぱいだったので、お魚をチョイス。レモンがきいてて美味でしたん☆
ツアーにひとりで参加してるのは私だけだったんだよね。
夕食のとき、たまたま正面に座った老夫婦が話しかけてくれました。
やさしそうで、おだやかそうなおふたり。
イギリスとスコットランドの国境付近に暮らしているそうです。
「イギリス大好き! おととし行ったよ」と言ったら
とてもうれしそうにいろいろ話してくれたんだけど、
やっぱり、簡単な会話や挨拶はできても、
深い話はなにもできない、わからない。
私も話したいこと、聞きたいことたくさんあるけど、
なんて言っていいのかわからない。
「ごめんね」って言ったら「いいのよ!」って言ってくれたけど、
とても悲しそうな顔をさせてしまった。
その顔を見て、うちもとても悲しくなってしまった。
そのあと、ガイドさんが
「目を閉じて! いいっていうまで開けちゃダメ!」って。
目を閉じて待つこと20秒くらい?
「いいよ! 目を開けて」と言われて目を開けると、
それまでまわりにあった明かりがぜんぶ消されて、
空に満天の星空。
すごい! 言葉が出ない! 息がつまりそうな星の数!
この日は雲ひとつないいいお天気、しかも新月。
星だけしかない夜空。すごーーーーーーーいってことばしか出てこない!
天の川はもちろんクッキリ。南十字星もハッキリ見えたよ。
そのうえ銀河も2コ見えた。銀河って肉眼で見えるとは思わなかった!
流れ星もいっぱい(→基本のろまなので願い事はできず)。
こんな星空が見れるとは夢にも思いませんでした。
ありがとう。
幸せでフワフワした気持ちのままホテルに戻り、
お風呂に入って、寝る準備→ベッドの中で、
今日の1日のいろいろを思い出してた。
そのうち夕食のときのことが思い出されて、
あの老夫婦の顔が浮かんできた。
悔しくて悲しくて、ちょっと泣いた。
なんで世界はひとつのことばじゃないんだろう?
by dorae-42 | 2009-04-22 15:59 | ┗ NT